サンスクリット語やくずし字の入門書がでています。

ひさしぶりに書店にいって新刊書をながめていたらこんな本がめにつきました。

『サンスクリット入門  インドの思想を育んだ「完全な言語」 』 赤松明彦 著(中公新書)
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2024/07/102812.html

サンスクリットは、世界最古のサンスクリットで書かれた般若心経が法隆寺に伝わっている(今は東京国立博物館蔵)ことから、勉強してサンスクリット版の般若心経を読もうとする人が後を絶たないと聞いたことがあります。この中公新書をパラパラみましたが、サンスクリットの入門書として、とてもよさそうな本でした。私などはいまさらサンスクリットを学ぶ時間はないのでパスしますが、サンスクリットを学ぼうと思う人や絶滅したサンスクリット語に興味がある人には最適の本のようでした。

古い文字といえば、日本のくずし字がよめるといいなぁと思ったことがあります。今ではアプリを使ってくずし字の本を撮影してOCRして翻訳することができるので、骨とう品などで読めないくずし字に困っている人には絶好のソフトでしょう。こうしたソフトについてはもちろん、ソフトを使わないで自分で古い和本のくずし字を読む方法などについても触れているよい本
『未来を切り拓く古典教材 和本・くずし字でこんな授業ができる』
(無料でpdf版はダウンロードできます。有料の書籍版も買うことができます)をみつけました。高校の授業で古典を教える時の参考書のようで、本の中には国立国会図書館でインターネット経由で和本を読む方法も書いてあるのは慧眼です。
https://bungaku-report.com/kotekiri.html


明治時代より前の、くずし字で書かれた本を読みたい人にはとても役立ちそうな本です。