RNAが糖鎖修飾をうけているというGlycoRNAについてはこのブログでも何度もとりあげています。最近ではglycoRNAがアーティファクトである可能性をにおわすプレプリントがでたことを紹介しました。
さきほどツイートをみているとGlycoRNAの発見者のRyan A. Flynnさんによるツイートで、N型糖鎖がRNAのどの部分に結合しているかを明らかにした論文が有名学術誌のCellに掲載されたのを知りました。
Today in @CellCellPress we report evidence for a covalent linkage between small RNAs and N-glycans via acp3U
Work by @axe_xie @PeiyuanChai +collab w/@GarciaLabMS | @HSCRB
Excited to accelerate more work related to glycoRNAs in many new contexts.https://t.co/c4M81ohwUq pic.twitter.com/LPuDb6b7wn
— Ryan Flynn (@raflynn5) August 21, 2024
ペイウオールの中の論文なのでまだ中身を読んでいませんが、RNAの塩基で修飾されているウリジンである3-(3-amino-3-carboxypropyl)uridine (acp 3 U)にN型糖鎖が結合していることを明らかにした論文のようです。
この論文の元になったプレプリントはこちらから読めます。
The modified RNA base acp3U is an attachment site for N-glycans in glycoRNA
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2023.11.06.565735v3
tRNAがacp3U修飾をうけて細胞表面の sialoglycoRNAsになるという仮説の図がでていました。面白い展開ですね。