国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第13回)今日は主に文学作品をとりあげます。

今日の国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第13回目)では主に文学作品をとりあげることにします。
まず日本の古典文学の現代語訳が手軽に読めるシリーズ「完訳日本の古典」(小学館)がすばらしいです。
全巻60冊が読めます。このシリーズは、原文と詳細な注釈、そして現代語訳の三つがそろっているので、古典の勉強にも役立ちます。もちろん現代語の完訳の部分だけを嫁むのもおすすめです。シリーズには、古事記、万葉集、日本霊異記、古今和歌夕、竹取物語、伊勢物語、土佐日記、枕草子、源氏物語、紫式部日記をはじめとして、方丈記、徒然草、平家物語、好色一代女、芭蕉句集、雨月物語など読んでみたい日本の古典が網羅されています。
詳細検索で、タイトル検索窓に「完訳日本の古典」といれて検索してみてください。全60巻がヒットします。
今回は源氏物語(シリーズ第14巻から第23巻)全10冊の最初の巻へのリンクを紹介します。
132)『完訳日本の古典』第14巻,小学館,1983.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12451117 (参照 2024-06-08)
133)『辻邦生全短篇』1,中央公論社,1986.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12565795 (参照 2024-06-08)
2巻からなる短編集の最初の巻です。
134)『辻邦生作品全六巻』4,河出書房新社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12565283 (参照 2024-06-08)
この巻には、「安土往還記」、「天草の雅歌」と「創作ノート」が収録されています。
135)『辻邦生作品全六巻』5,河出書房新社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12565284 (参照 2024-06-08)
この巻には、「嵯峨野明月記」と「短編4作品」と「創作ノート」が収録されています。「廻廊にて」は第1巻、「夏の砦」は第2巻、「小説への序章」その他は第6巻に収録されています。
辻邦生については前に書きました。

辻邦生 の「背教者ユリアヌス」を読んでいます。

136)『筑摩現代文学大系』87 (北杜夫・辻邦生集),筑摩書房,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12504345 (参照 2024-06-08)
日本の西洋風長編小説の創始者のお二人の撰集です。

137)コナン・ドイル 著 ほか『シャーロック・ホームズ大全』,講談社,1986.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12584752 (参照 2024-06-08)
シャーロックホームズ全集も個人送信サービスで読めますが、一冊にまとまっているこの本も手軽でよさそうです。

138)小林惟司 著『寺田寅彦の生涯』,東京図書,1977.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12500500 (参照 2024-06-08)
寺田寅彦の伝記です。お子さんなどともインタビューして書かれているので一読をおすすめします。