国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第10回)

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介も第10回となりました。今までに連番で101冊紹介しましたが、連番にする前に紹介した本も多いので興味のあるかたは検索欄に「個人送信資料」といれて探してみてください。では102 冊目から紹介を続けます。

102) 米本昌平 著『バイオエシックス』,講談社,1985.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12653483
生命倫理に関する本で、読んで見たかった本です。

103)杉田玄白 原著 ほか『現代文蘭学事始』,岩波書店,1984.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12590512
蘭学事始は有名ですが、現代語訳で読める本がありました。

104) 谷崎精二 訳『エドガア・アラン・ポオ全集』第1,春秋社,1969. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12625485
推理小説の元祖ともいえるポオの全集が全部よめます。科学的推理を学ぶのにも役立つとされる作品も無料で読めます。

105) 夏目鏡子 著 ほか『漱石の思ひ出』,角川書店,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1347784
夏目漱石の奥さんによる思い出です。私もこの文庫版を読んだことがあります。だいぶ前にNHKでドラマ化されていましたね。

106) 『広瀬正・小説全集』6 (タイムマシンの作り方),河出書房新社,1977.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12478959
日本の有名なSF作家の全集が読めるのを知りました。

107) 中川直哉 著『分子の中の電子の流れ : 量子化学を学ぶ準備』,講談社,1985.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12704659
量子化学を学ぶ準備と題した本です。パラパラめくってみると面白そうです。

108) マイケル・ファラデー [述] ほか『ろうそく物語』,法政大学出版局,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12698988
ロウソクの科学の翻訳です。よみやすい本だと思います。

109) 『シュレーディンガー選集』1,共立出版,1974. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621481
波動力学に関する論文が日本語で読めます。1と2の両方が読めます。

110) 湯川秀樹, 坂田昌一, 武谷三男 著 ほか『現代学問論』,勁草書房,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12277405
坂田昌一さんは名古屋大学の素粒子論グループを育成し、ノーベル賞受賞者を輩出した物理学者です。湯川、坂田、武谷による坂田昌一さんを交えた最後の対談や追悼文を収録した一冊です。とても良い本だと思います。