Kindleでいろんな本の安売りをやっています。また新刊のR Bioinformatics Cookbookという本は安売りはしていませんがおすすめ本です。

Kindleなどの電子本は、紙の本より安く買えることがしばしばあります。今はAmazonの月替わりセールのラインアップに、いろいろ統計関係の日本語の教科書がはいっているのでなかなか魅力的です。今日はそうした値引き本の紹介と、10月に出版されたばかりの、Rを使ったバイオインフォマティクスの実践レシピ本の紹介をします。

Amazonの12月の月替わりセールのタイトルには、統計関係の本が、多数入っています。以下がおすすめです。

データ分析のための数理モデル入門 本質をとらえた分析のために Kindle版
江崎貴裕 (著) 形式: Kindle版

データ分析に必須の知識・考え方 認知バイアス入門 分析の全工程に発生するバイアス その背景・対処法まで完全網羅 Kindle版
山田典一 (著) 形式: Kindle版

データ分析に必須の知識・考え方 統計学入門 仮説検定から統計モデリングまで重要トピックを完全網羅 Kindle版
阿部真人 (著) 形式: Kindle版

分析者のためのデータ解釈学入門 データの本質をとらえる技術 Kindle版
江崎貴裕 (著) 形式: Kindle版

本質を捉えたデータ分析のための分析モデル入門 統計モデル、深層学習、強化学習等 用途・特徴から原理まで一気通貫! Kindle版
杉山聡 (著) 形式: Kindle版

数理モデル思考で紐解くRULE DESIGN -組織と人の行動を科学する- Kindle版
江崎貴裕 (著) 形式: Kindle版

どれも紙の本の半額以下の値段で購入できます。

また今は中公新書とか中公文庫などのポイント半額還元セールもやっているようです。半額還元にはなっていないタイトルも多いですが、お目当ての本が半額還元になっていたら購入を検討されてはどうでしょうか。私は昔、中公文庫で辻 邦生の「背教者ユリアヌス」(上中下の三分冊)の下だけ買い漏らしていました。今は四分冊になっているので、Kindle本を買うとしたら二冊買わなくてはならないので思案中です。

最後にこれは割引になっている本ではないのですが、R Bioinformatics Cookbookという本がでていてちょっと高額ですがよい本のようなので紹介します。
R Bioinformatics Cookbook – Second Edition By Dan MacLean
これはKindleのサンプルをダウンロードして今見ているのですが、大変実践的な Rでバイオインフォマティクスの研究をすすめるための実用本です。RとRStudioを使ってバイオインフォマティクスを研究するためのレシピとそのレシピの細かい解説がのっています。斬新なのは、再現可能な実験をすすめるための詳細な配慮がなされていることです。RからPythonを使う方法(reticulateやanaconda, conda)やCなどをコンパイルする方法(rtoolsなど)も載っていますし、パッケージの作り方、複数のBioconductorのバージョンの共存のさせ方、RStudioのプロジェクトの再現可能性に注意した初期設定法や、プロジェクトのバージョン管理、WindowsやMac、Linuxなど違うOSを使っている共同研究者と共同作業をすすめるための細かい配慮の仕方(the here packageの使い方)などもちゃんと書かれていて大変勉強になります。 ChatGPTについても触れてあるようです。実際に研究に活用して、多数のBioconductorのパッケージも作成している著者ならではの、超実践的な教科書・マニュアルだと思います。こちらのGitHubのページも購入検討の参考になると思います。https://github.com/PacktPublishing/R-Bioinformatics-Cookbook
本自体は、出版社の以下のサイトでfree trialを選んで読むことができそうです。(やっていないので多分できると思います。
https://www.packtpub.com/product/r-bioinformatics-cookbook-second-edition/9781837634279
またオライリーのサイトでO’Reilly learning platform with a 10-day free trialを試して読むこともできそうです。
https://www.oreilly.com/library/view/r-bioinformatics-cookbook/9781837634279/