梅雨明け宣言をします!天気予報があたらないわけの一つ カオスの一般向け講演会 at 英国王立協会の紹介。

梅雨明けを本日 勝手に宣言します!
気象台はまだ福岡地方に梅雨明け宣言を出していません。しかし今朝おきてみると、外の光は真夏。クマゼミの声がやかましくアサガオもきれいに咲いています。これは梅雨があけたことが一目瞭然の外の景色でした。大宰府では本日猛暑日だったそうで、お昼ごろになると熱中症を避けるためか、あのうるさかったクマゼミがピタッと鳴き止んでしまいました。外では蚊も飛ばなくなるそうで、猛暑でした。

天気予報はスパコンの導入でだいぶあたるようになったといわれますが、本当でしょうか?このごろの天気予報は、当たらなかった時の非難を避けるために慎重になりすぎて、余計あたらなくなっている面も多いように思います。さて、今回紹介するのは、天気予報や台風の予報があたらない理由としてよくあげられるカオスやフラクタルについての講演です。
英国のオックスフォード大学で、一般相対性理論で博士号をとったあと、量子力学の基礎、天気予報、気候変動などを研究している著名な科学者Tim Palmer教授の一般向け講演です。教授は英国Royal Societyのフェローで、アメリカ科学アカデミーの海外会員、受賞歴にはthe Institute of Physics Dirac Gold Medalやthe top medals of the American and European Meteorological Societiesなどをがあります。

この講演は、カオス、フラクタル、状態空間などのカオスやフラクタルの基礎からはじまって、幾何学とベルの定理などにいたる壮大な講演です。数式をほとんど使わず、実験もまじえてわかりやすく話して下さっています。英語は典型的なイギリス英語で、とても聞き取りやすいです。余談ですが、一般に標準的なBritish EnglishのことをRPといいます。RPはReceived Pronunciation の略で、別名“Queen’s English,” the “King’s English,” “BBC English,” or “Oxford English.”などともいわれる標準英語です。教授の講演はRPの見本のような講演です。タイトルは

Chaos theory and geometry: can they predict our world? – with Tim Palmer
https://youtu.be/RkiEV47KPX4

例によってThe Primacy of Doubtという本の出版にあわせた講演のようです。次のAmazonのリンクをご覧くささい。
https://geni.us/5bgfg