WBCはものすごい試合でしたねぇ!9回裏の攻撃、何度も何度も録画を見直しました。真のドラマですね。みんなに勇気をくれた試合でした。
福岡は今日は雨でした。夕方にはあがりましたがまだまだ雨が続く予報です。
桜は東京は満開も近そうですが、福岡はまだまだです。散歩にでかけるとつくしがそろそろ終わりの時期になってきたようです。そして桜がちらほら咲き始めていました。写真の桜は近所で一番早く咲く桜の木です。周辺にも沢山桜が植えてあって、桜並木なのですが、その中の一本だけが写真のように咲いていて、他はまだ1分咲きくらいでした。雨が続きますので、この雨の恵みをうけて週末あたりには満開になると思います。万葉集にこんな歌があります。
「梅の花咲きて散りなば桜花継ぎて咲くべくなりにてあらずや」
(現代語訳 梅の花が咲き、散ってしまったなら、桜の花がつづけて咲くようになっているではないか。)
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/detail?cls=db_manyo&pkey=829
「春雨に争ひかねて我がやどの桜の花は咲きそめにけり」
(現代語訳 春雨にあらがいかねて、わが家の桜の花は咲きはじめたことだ。)
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/detail?cls=db_manyo&pkey=1869
「見渡せば春日の野辺に霞立ち咲きにほへるは桜花かも」
(現代語訳 見渡すと春日野のあたりに霞が立ちこめ、色美しく咲いているのは桜の花であることよ。)
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/detail?cls=db_manyo&pkey=1872
春雨の後に桜がきれいに咲くのめでていたのは奈良時代でもおなじだったんですね。
これらの歌は、先日オンラインで公開された奈良県立万葉文化館の「万葉百科」というサイトでみつけた歌です。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/
「万葉百科」では、万葉集のすべての歌を万葉仮名、読み下し文、現代語訳などで無料で読むことができます。例えば巻20を指定して「歌を探す」
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/search?cls=db_manyo
で検索すると、巻20のすべての歌を詠むことができます。
万葉の歌碑のありかも検索できますし、歌人で検索してその歌人の詠んだ歌を全部みることも簡単にできます。万葉集は日本の古典ですので、是非いろいろ検索して読んでみてください。
そうそう、斎藤茂吉が書いた岩波新書の万葉秀歌という本もおすすめします。国立国会図書館個人送信資料の斎藤茂吉全集に収録されているので是非ご覧ください。岩波新書の万葉秀歌上、下巻も個人送信資料にありますが、画像がみにくいので斎藤茂吉全集版のほうをおすすめします。
https://dl.ndl.go.j/pid/1664344