Rの基本骨格(Basic R)を学ぼうという趣旨の無料公開の教科書(英語版)を紹介します。

さきほど「独学大全」という本が期間限定で全文無料公開中だそうです。という記事を書いたのですが、全文無料では読めませんでした!有料会員登録したら全文読めるという話でした。私の誤解で、記事をみていただいた方には申し訳ありませんでした。他の記事に差し替えます。
Rは強力な無料のプログラミング言語で、統計解析だけではなくゲノム解析その他さまざまな分野で利用されているソフトです。最近ではデータの読み込みと前処理にtidyverseなどが使われていて勉強されている方も多いと思います。今回紹介する教科書Deep R Programmingは、こうした後発のパッケージ群が10年たっても同じように存在しているだろうかという発想で書かれた本です。今使い方を学んでいるパッケージが10年後にも同じように使えるでしょうか?たしかに後発のパッケージは、改良改変が加えられて栄枯盛衰を経験する可能性が高いと思われます。それに対する対策として、Rというプログラミング言語の基本骨格の部分をしっかり利用できるように実力をつけておけば、Unixと同じように何十年たっても学んだことが使えなくなるということがない、本当のさびつかない実力が養えると著者は考えているようです。Rの開発にも関与している有名な著者による本ですので、プログラミング言語として「R使い」になりたい方には最適の教科書だと思います。一度ダウンロードして読んでみてください。気に入るかもしれません。リンクは以下の通りです。https://deepr.gagolewski.com/index.html

同じ著者による機械学習の入門書(データ処理の観点からの入門書)Minimalist Data Wrangling with Pythonもありますのでこちらもおすすめします。

https://datawranglingpy.gagolewski.com/