科学を学ぶ人のためにはホームページ閲覧ソフトであるウエッブ・ブラウザにFirefoxを利用するのがなにかと便利です。アドオンといわれるいろいろな拡張機能を各人の用途に合わせてインストールして使えます。今みているweb pageをそのまま保存出来るアドオンであるScrapBookは特に便利で手放せません。(2018年4月1日追記:ここで書いているscrapbookというアドオンはFirefox ESRでしか使えません。最新のFirefoxについては対応するバージョンアップ版は不完全です)
また英語のページを読んでいるとき、わからない単語にカーソルをあわせると訳語がポップアップするLSDという最近発表されたアドオンも必須のアイテムでしょう。
LSDのページにFirefoxでアクセスし、「インストールはこちらから」というのをクリックしてインストールして下さい。インストール出来ないときはブラウザの上の方にセキュリティの警告がでているのではないでしょうか。インストールを許可するように設定を直してやるとインストール出来ると思います。(2018年4月1日追記:その他のポップアップ辞書もありますので2018.3.15の記事を参照してください。)
これはライフサイエンス辞書プロジェクトが文部科学省の科学研究費の支援を得て作成した辞書で、アドオンには93000語もの生命科学用の辞書がはじめから無料でついています。マウスカーソルを英語の単語の上にあわせるだけで、図のように訳や類義語、用例などがポップアップします。図は私達の以前の論文を文献データベースのPubMedで表示してintercellularという単語の上にマウスカーソルをおいた時の様子です。またマウスをドラッグして単語の原型を選択しても辞書がひけますが、こうすると専門用語でない単語の訳がでてくることも多いので普通の英和辞書としても使えます。類義語や用例も表示されるので英語で論文を書くのには不可欠の道具でしょう。セミナーの準備や論文を読むときにも活用すると能率があがります。
こうした機能を誰でも使えるようにしてくださっている方々に皆で感謝し、訳語のミスや収録されていない単語などに気づいたら報告するなどして協力しましょう。 |