ファイルの中身検索ができる「探三郎」というファイル検索ソフトを使ってみました。

アウトラインプロセッサーとか、アイデアプロセッサーとか呼ばれるソフトウエアは論文や記事を書くときに結構役立つものです。
私はインスピレーションProという有料ソフトを昔購入して毎日使っていました。昔利用していたPC が壊れたのでこのところ使っておらず、ソフトの名前も忘れていました。名前を忘れたけれど、あのソフトをもう一回使ってみたいと思ったので、まずChatGPTに10年ほど前に売っていたアウトラインプロセッサー、アイデアプロセッサーのソフト名の候補を教えてと聞いてみました。すぐに回答がもどってきて、Inspirationという名前があったんで、これだと思い出しました。このソフト、私の壊れたPCの内蔵ハードディスクにインストールされていたので、そのHDDからなら使えるはずです。まず、その内蔵HDDを外付け化できる、「HDDスタンド」にそれを立ててUSB接続して、ディスクの中身を今利用しているPCで検索してみました。C:ドライブのProgramファイル(C:\Program Files (x86))を探しすと、ありました。壊れたPCのHDDドライブ中のC:\Program Files (x86)にインスピレーションProのフォルダを見つけました。フォルダをメインのPCのC:\Program Files (x86)へコピーして、フォルダの実行ファイルをダブルクリックしたのですが、残念、登録してあったシリアル番号を入力しないと使えません。壊れたPCのHDDのどこかにシリアル番号をメモしたのは覚えていたのですが、ちょっと検索してみてもファイルがみつかりませんでした。今回は、ファイル検索でシリアル番号をメモしたファイルを探したお話です。

検索ソフトとしては、あらかじめ作成したインデックスファイルを使ってファイルの中身検索ができる、フリーで使えるソフト「探三郎」(たんざぶろう)を利用してみることにしました。
このソフトについては、こちらの窓の杜の紹介がわかりやすいです。
【探三郎:作成したインデックスをもとにOffice/PDF/HTML文書やテキストなどを全文検索】
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/tanzaburou/

作者のページ
http://sin3rou.g1.xrea.com/
には無料版のほか、有料のネットワーク版などもあって役立ちそうです。

まず無料版をダウンロードしてインストールしました。起動したら、まずインデックスを作成します。今回は外付けHDDのパスを指定して、インデックスを作るファイルの種類としては、WordとExcelファイルおよびテキストファイルを指定しました。除外するフォルダやインデックスを作るフォルダも指定できますので各人の必要性に応じて指定するとよいでしょう。今回はHDDドライブ全体を指定したのでインデックスの作成には9時間ほどかかりました。インデックスができあがったらあとは簡単です。検索窓にキーワードをいれてエンターをおすと、瞬時に検索結果が表示されます。今回は「インスピレーション」という検索語で検索しました。アッという間に、インスピレーションのシリアル番号をメモしたテキストファイルがヒットして、grep検索のようにキーワードの前後が表示されているのでクリックするとファイルが開きます。ファイルにはシリアル番号が書いてあったので、めでたく、ソフトが復活しました。この検索ソフトは、pdfファイルや自分の指定したタイプのファイルの検索もできるので、是非活用してみてください。とてもよいソフトでした。

重力の新理論 (massive gravity理論)の一般向け解説動画が公開されました。著者による本も出版されています。

おなじみのThe Royal Institutionの一般向け講演会の動画紹介です。今日は一般相対性理論を拡張するde Rham-Gabadadze-Tolley (dRGT) theoryの提唱者による講演です。
Solving the secrets of gravity – with Claudia de Rham
https://youtu.be/O7MN64JlsMw?si=UqM79LY4n-a3mWAp

13 April 2024開催の講演動画です。Claudia de Rhamさんは、スイス生まれでケンブリッジ大学で学位を取得し英国Imperial Collegeを拠点に研究している理論物理学者です。彼女はインド洋で潜ったりしたこともあるダイバーでパイロットでもあり、宇宙飛行士の候補にもなって選抜試験も何段階かまでクリアしたことがある科学者です。宇宙飛行士の夢を抱きながら、科学者として重力の謎に挑んでいます。最近プリンストン大学出版会から ‘The Beauty of Falling: A Life in Pursuit of Gravity’
という一般向けの重力の解説書を出版しています。https://geni.us/AMORTv
アインシュタインの一般相対性理論の欠点を解消する理論を研究しており、重力を媒介する粒子グラヴィトンが質量をもつとしたら、ダークエネルギーは不要になることを示してMassive Gravity 理論に新たな一章を付け加えたと評される業績(de Rham-Gabadadze-Tolley (dRGT) theory)で有名な科学者です。 Blavatnik Award for Young Scientistsその他の賞も受賞しています。動画の内容をサイトからコピペしておきます。

00:00 Intro – why can’t we feel gravity?
4.29 The equivalence principle
7.28 The fabric of spacetime
11:27 Electromagnetism and gravity
16:42 Gravitational waves and Einstein
19:54 The fundamental forces of nature
28:07 The graviton particle
32:51 How gravity behaves in black holes
40:06 Where Einstein’s theory of relativity breaks down
49:02 How to weaken gravity
57:01 What would happen if gravitons had mass?
59:06 The importance of gravity

少し前のこちらの動画も面白いかもしれません。

Nature of the Graviton | Claudia de Rham | TEDxCLESalon
https://youtu.be/ThQ8P1KSFiw?si=CMGVEeasYvxAhAUc

四元数とはなにか?についての動画と、エジプト観光の必見動画を紹介します。

今日は論文用のデータ解析をしている途中、ChatGPTが使えなくなっていろいろログインしなおしたりしていました。奥さんが呼ぶのでいくと、やはりChatGPTが使えなくなっていました。ツイートをみるとあちこちで同じ症状がでていて、ChatGPTの無料版や有料版にログインしても、過去の経歴や設定画面も開かず、真っ白な画面に入力欄があるのですが、そこに何をいれてもなんにも起こらないという状態でした。夜になったら直ったようでとりあえずよかったです。

さて今日は仕事がはかどらなかったので、簡単な記事ですませます。

ハミルトンの四元数というのは、今では3Dグラフィックスをやるときに必ず学ぶものだそうです。その日本語教科書が無料で公開れています。「ベクトル・複素数・クオータニオン」金谷一郎著

金谷先生(長崎大学教授)のGithubにpdfファイルが公開されているのでダウンロードして読んでみるとよいでしょう。
https://github.com/kanaya/vector-complex-quaternion?tab=readme-ov-file
金谷先生の出版されているこの本もよさそうです。
3D-CGプログラマーのための クォータニオン入門[四訂版] (I/OBOOKS)
https://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-2222-4

四元数の雰囲気を学べる予備ノリの動画も参考になります。
四元数への招待 (予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」)
https://youtu.be/J6ja6UYk6X4?si=rPl1Qc_9jEehrj1D

最後はおまけです。金谷先生がXでリツイートされていた動画です。これは必見ですね。金谷先生のツイートはこちらでみることができます。
https://nitter.poast.org/kanaya

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第12回)

国立国会図書館で無料で読める本の紹介、第12回です。番号は第一回からの通し番号です。もう120冊を越える本のリンクを紹介したことになります。
120)I.ニーベン 著 ほか『選択の数学 : 組合せ解析入門』,河出書房新社,1970. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12623031 (参照 2024-06-03)
これは順列・組合せの最高の入門書です。中高生から読めると思います。SMSG新数学双書の一冊。このシリーズの本は10冊が個人送信サービスでよめます。詳細検索でタイトルのところに、SMSG新数学双書と入れて検索してみてください。気に入る本がみつかるかもしれません。

121)山本幸一 著『順列・組合せと確率』,岩波書店,1983.3. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12623790 (参照 2024-06-03) これは岩波書店からでていた数学入門シリーズの一冊。高校生向けの入門書です。順列、組合せから確率までわかりやすく解説されています。

122)細井勉 著『イプシロン・デルタを理解するために : 数学のまわりの論理と日本語』,日本評論社,1982.12. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12622401 (参照 2024-06-03) 数セミ・ブックスの一冊です。詳細検索でタイトルに数セミ・ブックスといれて検索すると全部で9冊の本が読めることがわかります。いろいろ面白い題の本が並んでいますのでご覧ください。

123)『新修宮沢賢治全集』第12巻 (童話 5),筑摩書房,1980.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12538515 (参照 2024-06-03)
宮沢賢治の作品は昔はネットで読める素晴らしいサイトがあったのですが、作成者の方がなくなってWayBack Machineや青空文庫で読むしかなくなっていました。しかし個人送信資料には賢治の全集が入ったので今では自由に作品を読むことができるようになってありがたいことです。この第12巻には「ポラーノの広場、銀河鉄道の夜、風の又三郎、ひのきとひなげし、セロ弾きのゴーシュ」、そして「銀河鉄道の夜」と「ひのきとひなげし」の初期稿がおさめられています。

124)『新修宮沢賢治全集』第2巻 (詩 1),筑摩書房,1979.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12538505 (参照 2024-06-03) この巻には、賢治の春と修羅もおさめられています。個人送信資料ではこの全集の第一巻から16巻、および別冊の合計17冊が読めるようになっています。
125)小出昭一郎, 安孫子誠也 著『エントロピーとは何だろうか』,岩波書店,1985.6. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592448 (参照 2024-06-03)

126)戸田盛和 著『エントロピーのめがね』,岩波書店,1987.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592459 (参照 2024-06-03)

127)戸田盛和 著『コマの科学』,岩波書店,1980.7. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592837 (参照 2024-06-03)
コマの力学をわかりやすく解説した名著です。
128)戸田盛和 [等]著『液体の構造と性質』,岩波書店,1976. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12593535 (参照 2024-06-03) これは戸田先生と九大の数理生物におられた松田博嗣先生他による共著です。専門的ですが参考になる人がいるかもしれません。

129)戸田盛和 著『おもちゃセミナー : 叙情性と科学性への招待』,日本評論社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12424523 (参照 2024-06-03) おもちゃの物理学ともいえるわかりやすい解説です。続編もあります。

130)戸田盛和 著『おもちゃセミナー : 叙情性と科学性への招待』続,日本評論社,1979.8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12424524 (参照 2024-06-03)

131)V.D.バージャー, M.G.オルソン 共著 ほか『力学 : 新しい視点にたって』,培風館,1975. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12592809 (参照 2024-06-03) 戸田先生たちの翻訳による、入門レベルの力学を終えた人むけの力学の教科書。ChatGPTやWolfram alphaがある今日なら、力学入門書としても使えるかもしれません。

NIH videocastで視聴できる医学向け統計学講座はわかりやすそうです。

いつも紹介しているNIH videocastの動画は、自由に高解像度のものを含めて自由にダウンロードでき、字幕ファイルもダウンロードできるので、医科学分野の英語講演になれるのには最適です。今回は最近アップロードされていた統計関連の講義を紹介します。

Linear Regression Analysis 線形回帰分析入門の動画です。Rで解析する方法がよくわかります。
https://videocast.nih.gov/watch=54732
We will discuss what linear regression analysis is, for what scenarios we need it, and how to interpret and report the results of a regression analysis. Confounding and assumptions will also be covered.

Statistical Power Analysis 検定力分析(パワーアナリシス)とサンプルサイズの決め方についての入門レベルの解説と実例紹介です。
https://videocast.nih.gov/watch=54730
In this lecture, I will introduce the concepts of statistical power and three study designs. The topics will include the estimation of sample size, a discussion of the factors affecting the power, and two examples.

次は6月7日にメタアナリシスの入門解説があるそうです。
https://videocast.nih.gov/watch=54739
Meta-analysis a subset of systematic reviews; is a method for systematically combining pertinent qualitative and quantitative study data from several selected studies to develop a single conclusion that has greater statistical power. The objective of our presentation is to provide a brief overview of meta-analysis methodology. At the end of the brief presentation the participants will have a general understanding of the four basic steps required for a good meta-analysis.

量子論の発展史の英語動画と、日本語の高校物理のおすすめの解説サイトを紹介します。

量子力学への物理学の発展史をあつかっているYouTubeチャンネルはたびたび紹介しています。
https://www.youtube.com/@jkzero
このチャンネルの新しい動画、コンプトン効果の回が公開されました。
This effect confirmed light particles
https://youtu.be/Ap9os356CZA?si=GY-halKy7iGaTlER

残念なことに途中で突然内容がメンタルヘルスのコンサルタントをする会社の宣伝になって、しばらくそれが続きます(動画自体に初めから広告を入れてあるので、YouTubeがいれてくる広告とは別です)。それが終わると物理学の発展史の内容にもどるので、適当にとばして視聴するのをおすすめします。
またYouTubeの広告も入ってきました。このところYouTubeの広告挿入は目に余るほどひどくなっていると思います。いくら広告をいれて、有料プランへ誘導しようとしても、お金がないものは決してそんなプランへは加入しないのでやめてほしいものです。私は前に書いたようにヘッドセットで音を聞いているので広告が始まるとヘッドセットのボタンで音がでないようにしてスキップしています。Braveブラウザを使うともうすこし快適に視聴できると思います。

脱線しましたが、この動画は広告を除けば、得るところが多い動画です。物理学の発展、ひいては科学の発展の様子を歴史にそって(論文にそって)丁寧に追ってくれている動画です。コンプトン効果自体はコンプトンが科学者としてデビューする以前に観測されていたこと、コンプトン効果の説明が最初はまちがっていた(ドップラー効果で説明しようとした)ことなどは知りませんでした。数式も簡単ですがしっかり入っている動画ですので、これを見たあとはチャンネルにのっている論文を読めるようになると思います。視聴後の満足感が得られるよい動画だと思いますので是非ご覧ください。

この動画を見る前に高校レベルのコンプトン効果の解説動画をみておくとなおわかりやすいと思います。おすすめは、【物理のしっぽ[高校物理解説]】というサイトの動画です。
このチャンネルは、高校物理の内容をわかりやすく解説してくれている日本語サイトです。https://www.youtube.com/@phystail
内容についてはチャンネルの紹介から引用しておきます。
チャンネルについて
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物理のしっぽをご覧いただきありがとうございます。
このチャンネルでは、初学者が高校物理の内容を網羅的に学べるように動画を公開しています。
高校物理で学ぶ古典物理の範囲は、現象のイメージを掴みながら数式を理解することが重要です。アニメーションやDesmosのシミュレーションを活用して、視覚から理解を促進できるように教材を作成していますので、物理が苦手な方、苦手な分野がある方は是非ご活用ください。

動画には解説のプリントもついていてダウンロードできます。大変よいチャンネルですので興味のある動画から視聴してみてください。
コンプトン効果の回はこちらです。
[高校物理]原子01④Cコンプトン効果
https://youtu.be/8IN0gm33fuw?si=VSk-awtl5fK9FHj4

ホタルについての素晴らしい本と動画を紹介します。

ホタルの季節がやってきますね。
ツイートでみつけた本ですが、とてもよさそうです。長年ホタルの研究と、保護活動をつづけているホタル学者、Sara Lewisさんの本です。


写真に写っている日本語版はこちらです。「ホタルの不思議な世界」
https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767825038/

こちらのXのアカウントが著者のアカウントです。ツイッターが変わってしまったのでこのXのアカウントは
もう更新されていなくて、こちらに移ったとのことです。https://linktr.ee/silent_sparks
スレッドはこちらから読めます。ThreadsというMetaのサービスだと思います。
https://www.threads.net/@silentsparks

10年前のTED talkがわかりやすいと思います。字幕を日本語にしてごらんになるとよいです。

2022の動画はこちら。What Matters to Me and Why: Sara Lewis on The Wondrous World of Fireflies
https://youtu.be/J4hNKU9xF6o?si=NDKntvzlWIuTvLJg
ホタルの保護についても熱く語っておられます。

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本の紹介(第11回)

今日も無料で読める個人送信サービスの本を紹介します。

111) 藤永茂 著『おいぼれ犬と新しい芸 : 在外研究者の生活と意見』,岩波書店,1984.1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589597 (参照 2024-05-30) 藤永先生のこの本はおすすめです。

112) 内山竜雄 著『物理学はどこまで進んだか : 相対論からゲージ論へ』,岩波書店,1983.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12621944 (参照 2024-05-30) ゲージ理論の開拓者の一人による解説書。

113) R.J.デュボス 著 ほか『生命科学への道 : エイブリー教授とDNA』,岩波書店,1979.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12604942 (参照 2024-05-30) DNA研究の開拓者について書かれた本です。

114) N.ウェイド 著 ほか『ノーベル賞の決闘』,岩波書店,1984.2. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12273893 (参照 2024-05-30) 激しい科学者の競争の生々しい描写が印象的な本です。

115) 白上謙一 著『ほんの話 : 青春に贈る挑発的読書論』,社会思想社,1980.4. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12274653 参照 2024-05-30) 若くして亡くなった白上先生の本。Woodgerのお家を訪問された記録が巻末に載っています。

116) マーチン・ガードナー [著] ほか『奇妙な論理 : だまされやすさの研究』,社会思想社,1980.9. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12589876 (参照 2024-05-30) 偽科学にだまされないための必読書とされる本です。

117) 長田順行 著『暗号と推理小説』,社会思想社,1986.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12443257 (参照 2024-05-30) 日本軍の暗号についての論文もある暗号研究家による読みやすい本です。

118) ジョン・チンダル 著『発見者ファラデー』,社会思想社,1973. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12221760 (参照 2024-05-30) チンダル現象のチンダルによるファラデーの伝記です。

119) アンナ・リワノワ 著 ほか『ランダウの素顔 : 現代物理学の万能選手』,東京図書,1986.5. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12221991 (参照 2024-05-30) 有名な物理学者ランダウのよみやすい伝記です。

機械学習の入門的解説と英語学習とAIに関するツイート、そして相対性理論入門の動画を紹介します。

田口先生の生成AIについての講演スライドはいつもながらわかりやすいですね。

柳瀬陽介先生の日本語論文が公開されたそうです。英語学習や英語を使いこなすためのAIについて参考になる論考が読めます。

最後は、物理学者とティータイムのライブです。もう三回目になっています。

相対論 超入門!【教えて物理学】 #003
https://www.youtube.com/live/t8PKwaw8AHI?si=JZVhuAr7Sr0RGlwU

科学における発見はいかになされるか?についての証言本。

こんなツイートをみつけました。科学の発見はどのように行われるかについての著名な科学者による貴重な証言本です。本の内容をマインドマップ風にまとめたツイートです。


紹介されている本は、コーネル大学のサイトで無料でダウンロードできます。
The Incomplete Guide to the Art of Discovery by Prof. Jack Oliver
Permanent Link   https://hdl.handle.net/1813/83
Abstract: Cornell emeritus professor Jack Oliver draws on his nearly 50 years as a scientist to explore the strategies, tactics, and personal traits and attitudes necessary for fruitful scientific discovery.

著者は地震学者で現代地震学の祖とされており、大陸移動の起るメカニズムを地震学で解明、地球の内部構造を地震波で調べてプレートテクトニクス理論の完成に多大の貢献をした科学者だそうです。
以下のNatureの追悼記事へのリンクをご覧ください。追悼記事のpdfが無料でダウンロードでるリンク付きです。
https://www.nature.com/articles/470176a#author-information

もともとは、有名な数学者のStrogatzさんの次のツイートで紹介されていました。

スレッドにはもう一冊、有名なコンピュータ科学者Richard W. Hammingの本も紹介されていました。


Hammingさんはコンピュータ科学の創始者の一人です。こちらのYouTubeの動画(再生リストのリンクをあげておきます)で本の内容がうかがえます。Kindle版なら1000円ちょっとで買える本です。
https://youtube.com/playlist?list=PLUeG2W-NLloyr1H2J1wO4MKnvz__B4-u6&si=hcR-9j9juuj5KvfK