私のノーベル賞受賞者の予測は半分外れました。AlphaFoldの二人はあたりましたが、もう一人は相分離生物学の人ではなくてRosettaの開発者でそれを使って任意の立体構造をとる蛋白質を新規に設計する研究をしている人でし…
The Nomura Institute of Glycosciece Blog
野村一也 「科学を学ぶ人のために」 九大野村研ホームページの拡張版です
私のノーベル賞受賞者の予測は半分外れました。AlphaFoldの二人はあたりましたが、もう一人は相分離生物学の人ではなくてRosettaの開発者でそれを使って任意の立体構造をとる蛋白質を新規に設計する研究をしている人でし…
今日のノーベル物理学賞は機械学習の基礎を築いた二人に授与されましたね。Hopfield先生は91歳とのことですが、生物物理学の受賞歴もある、生物物理学者のようです。アメリカ物理学会の会長も務めたことがある人で、2022年…
また線虫C. elegansの研究からノーベル賞がでました!今夜の二人(Victor Ambrosと Gary Ruvkunさん)の受賞は、ずいぶん前から確実視されていました。22ヌクレオチドからなる小さなRNA(let…
英語の教科書のリンク集をみつけたので紹介します。 200 Free Textbooks: A Meta Collection https://www.openculture.com/free_textbooks 哲学や音…
化合物情報をコンピュータで扱うケモインフォマティクスの分野でよく用いられるライブラリにRDKitというのがあります。このRDKitはPythonで使うライブラリで、その導入方法、使い方についてのよい記事があったので紹介し…
今までタンパク質のアミノ酸配列を決定する方法としては Edman 分解や質量分析法を使うのが定番でした。DNAの塩基配列の決定法に革命をおこしたナノポアシークエンス法が、ついにタンパク質のアミノ酸配列の決定に実用的に使え…
YouTubeをみていたらロバート・フックのMicrographia (顕微鏡図譜)についての動画をみつけました。 Hooke’s Micrographia MITx Videos MITの材料科学のLorn…
複雑系の科学で有名なSanta Fe Institute (サンタフェ研究所)の所長David C. Krakauerさんの講演動画がYouTubeで公開されました。 彼が書いた本The Complex Worldが9月…
昨日紹介したAlphaFold DatabaseでのFoldseekの使い方をスクショを交えて説明してみます。 こちらをクリックしてみてください。https://alphafold.ebi.ac.uk/entry/P06…
自分が研究しているタンパク質の立体構造をAlphaFoldで推定します。推定結果がでたら次にやってみたいことは、その立体構造と似たタンパク質がないか調べることではないでしょうか。PSI-BLASTなどの相同性検索でアミノ…