化学英語の13章という本を紹介します

国立国会図書館デジタルコレクションで、Albert Szent-Györgyi博士のIntroduction to a Submolecular Biologyの訳本(廣川書店発行)を探し当てた話を前に書きました。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2428890
その時はキーワード「廣川書店」で検索をかけて、図書で絞って発行日を新しい順にソートして、順に見ていくという方法で探しました。探しているとき偶然、化学英語の本をみつけたので紹介します。私の中学生のころにいっぱい翻訳本がでていた有名な有機化学の教科書の著者、Fieser夫妻(Harvard大学教授とResearch fellow)の著書 STYLE GUIDE for Chemistsの翻訳本です。「化学英語の13章 : 書きかた話しかたの手引き」というタイトルで翻訳されていました。ちょっと読んでみたのですが、私が昔疑問に思っていたことなどが選んで書いてあるように思える、とても良い本でした。135ページの短い本ですので皆さんも是非読んでみてください。きっと得るところがあると思います。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2429348

朝ドラの「カムカムエヴリバディ」になぜ松本亨先生が登場しなかったのか?

朝ドラの「カムカムエヴリバディ」を途中から最終回まで全部みました。朝たまたまテレビをつけてたら「趣味の園芸」でおなじみの村雨辰剛さん(スウェーデン出身で日本国籍を取得された方)が進駐軍の将校役で出ておられたのでその回からみてしまいました。筋肉体操で有名な方ですが本職は庭師で「趣味の園芸」のナビゲーターをつとめておられます。私達が見始めたのはちょうど悲惨な戦争が終わってからの話でした。とても面白い朝ドラで久しぶりに毎日楽しくみられました。ラジオ英会話を軸に進む話で、平川先生の英会話番組で主人公が英語を学びます。平川先生の後は松本亨先生だと思っていましたがドラマでは、松本亨先生はでてきませんでした。なぜか松本亨先生の後をつがれた東後勝明先生の英会話になっていました。

私は高校生のころから松本亨先生のラジオ英会話を聴いていました。オープニングのthere’s a golden harp in the heaven for meという歌を今でも時々口ずさんだりしています。松本亨先生が朝ドラに出てこなかったのは何故でしょう?昨日紹介した松本亨先生の著書「続・英語と私」を読むとなんとなく理由がわかるような気がします。

松本先生は大学生でアメリカに留学中に戦争がはじまり、日本人はみな強制収容所に入れられてしまいます(米国籍をもっている日系人も強制収容所に入れられました。これは大きな誤りだったと公的に後に謝罪されています)。松本先生のこの本には収容所の様子、そして釈放されたあと帰国せずに米国で牧師の資格をとられて、戦争中に、日本人として全米の教会で講演してまわられた話がでています。日本人が教会で話すなら教会から脱退するとか、日本人が教会で話していると聞いて怒鳴り込んでくる人がいたり、松本さんを中国人とまちがえて肩をくんできたアメリカ人が日本人を殺してやりたいといったりした経験が書かれています。アメリカの教会の方がたが毅然とした態度で平和のために、日本人による英語の説教を教会で実施した様子が活写されているので是非ご一読をおすすめします。家族を戦争で日本人に殺されたという家族の方が松本さんの説教のあとで話をきけてよかったといってくださったという話もあったと思います。松本亨さんの戦時中の話だけで朝ドラが一本できるというほどの先生なので、今回の朝ドラでは登場されなかったのだと思いました。

松本先生はとても英語がお上手で、英語で説教ができる先生です。先生の書かれた沢山の本は(英語演説の本もあります)どれも参考になりますので、国立国会図書館の登録を済ませた皆さんに、是非オンラインでの一読をお勧めしたいと思います。

岩波新書の「英語独習法」(今井むつみ 著)を読んでいます

コーパスや映画を活用した英語の勉強法について書かれている岩波新書の英語独習法 (今井むつみ 著)を読みました。今井先生のホームページには、この本のもとになったNHKのやさしいビジネス英語での先生の連載が公開されており、zipファイルでもダウンロードできますので読んでみてください。(NHK ラジオビジネス英語 連載(12回)2018年4月-2019年3月. 大人の英語の学び方 PDFというのが先生のホームページのこちらにあります。zipファイルです。)
はじめはこの連載で十分かと思っていましたが、この本は買う価値があると思います。是非購入して読んでみてください。スキーマというのを自分の中で構成して身につけることの重要性が書かれていて納得させられます。ちょっと思うのは、冠詞の使い方とかも結局スキーマの習得ということですが、それは機械学習みたいなものではないかということです。コンピュータの機械学習より高度な機械学習もどきを人間の脳がやっていて、それをスキーマを身に着けるというふうにおっしゃっているのかなと思いました。うまくトレーニングセットを用意すれば、だれでも英語のスキーマを身に着けられるのかもしれないと思いました。一読をおすすめします。

おすすめの動画サイト  Yobinoriを紹介します

教育系YouTuberで有名なYobinoriというのをご存知ですか。
予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」というサイトです。
https://yobinori.jp/
大変わかりやすく数学、物理を中心としたトピックスを解説しているサイトです。動画一覧のリンクも紹介しますので興味がある方はご覧になるとよいでしょう。
https://yobinori.jp/video.html
大学レベルと高校レベルの動画が満載です。
おすすめの参考書や書籍の紹介というのもよさそうです。
https://yobinori.jp/review.html
ヨビノリたくみという、twitterもあります。

https://twitter.com/Yobinori
YouTubeのチャンネルはこちらです。

https://www.youtube.com/c/yobinori
最近話題になった私達の銀河中心にあるブラックホールの観測についての必見の動画を紹介しておきます。こんな学術対談もあるのを初めて知りました。

https://youtu.be/pfCIo4a8L5s

「糖鎖関連インフォマティクスへの入り口」という総説がでています。おすすめです!

糖鎖生物学の有用なリンクを紹介します。「糖鎖関連インフォマティクスへの入り口」という題の総説が、JSBi Bioinformatics Reviewというオープンアクセスの総説誌にでていて誰でも読めます。糖鎖配列をデータベースで扱う時の表記法なども詳しく解説されていますので、糖鎖に関心のある方には必須の知識が学べる良い総説です。是非読んでみてください。https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbibr/2/1/2_jsbibr.2021.10/_html/-char/ja
この総説誌は 特定非営利活動法人 日本バイオインフォマティクス学会 https://www.jsbi.org/が発行しているもので、糖鎖に限らずバイオインフォマティクス一般の興味深い総説が掲載されているのでおすすめです。

ムービー・動画の形式変換、音声抽出、DVDからの動画・音声抽出などができるおすすめソフトを紹介します

今日は簡単な記事です。講演会のビデオファイルをiPadに移動してiPadで通勤途中によく観ていました。こういう場合は、ビデオのファイル形式を変更する必要がでてきますし、ビデオのサイズも減らすほうがいい場合も多いです。動画の型式変換をGoogleなどで検索すると、有料ソフトの紹介がトップにでてくることが多くて辟易します。次に紹介するフリーソフトは結構有名なソフトで、世界中で使われているようです。XmediaRecordという名前のWindowsで動くソフトです。mp4、wmv、mov、avi、vobなどなどを相互に変換できます。
https://www.xmedia-recode.de/en/index.php
のdownloadタブからダウンロードして使ってください。プロテクトのかかっていないDVDをmp4やmp3、vobやwavファイルにも変換できます。
実験で撮影したムービーの型式変更などにも必須のソフトです。メニューの日本語化もできます。オプションメニューの設定から言語を選んで、日本語を選ぶだけです。

internet archiveで本を借りる方法

internet archiveで本を借りる方法を簡単に紹介します。
internet archiveは学術研究教育、研究用途の用途でのコレクションの利用が許されているサイトですのでそれ以外の用途の利用は禁止されています。また、コレクションの内容には不快感を与えるものも含まれていますから、各利用者の属する国の法律(著作権や刑法その他法律など)にのっとった利用が必要なことには留意してください。こちらに詳しく書かれています。https://archive.org/about/terms.php

貸し出しの方法は以下のとおりです。
まずアカウントを作ります。無料です。アカウントを作れば資料のアップロードや図書の借用が可能になります。
https://archive.org/account/signup
アカウントですが、Google accountを使うのも可能です。それがいやなら、emailアドレスを入力、screen nameを好きな名前に決めて、さらにログイン用のパスワードを設定すると、アカウントが作成されます。登録完了メールが登録したアドレス宛てにとどいたらOKです。

あとは本を検索して、Book to Borrowとなっていたら先ほど作ったアカウントでログインして借りることができます。Log in and Borrowボタンを押して、あとはBorrow for 1hrとかいう短時間貸出モードで貸出すれば自由にブラウザ上で読むことができます。1時間貸出はすべての貸し出し可能な本で使えるブラウザで本を読むモードです。他に誰も同じ本を借りなければ自動更新で貸出期間は延長さます。貸出用の本が2冊以上登録されている場合には、14日間の貸し出しモードも表示されていますので、14日間貸出してもらうこともできます。この場合はブラウザで14日間自由に読めるのはもちろんですが、Adobe Digital Editionsの暗号化ファイルをダウンロードしてパソコン上で読むこともできます(煩わしい著作権管理システムをインストールする必要があるので私は途中でインストールをするのがいやになってインストールを止めました)。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
https://help.archive.org/help/borrowing-from-the-lending-library/

jpegファイルから不要な余白を連続して次々と切り取る方法を紹介します

2022/4/28の「日替わりリンクなど」で、紹介した画像閲覧・処理ソフトの追加記事です。私がブログに画像をアップロードする前に、画像のEXIF情報を消したり、ファイルサイズを小さくしたりするのするのに使っているソフトの紹介です。私はFastStone Image Viewerというソフト(ホームユーザーは無料使用可能なソフトウエアです)を使っています。こちらからダウンロード可能ですので使ってみてください。https://www.faststone.org/FSViewerDetail.htm
画像名を一括で変更したり、画像の型式を変換する(例えばtiffファイルをjpegファイルに変換するなど)などもできます。スキャナでスキャンした画像から、余分な周辺部分を切り抜くのも簡単です。日本語はサポートされていないので英語のままで使いましょう。日本語化パッチというのもあるみたいですが、どんな人が作っているのかよくわからないので、日本語化はおすすめしません。
このソフトでどうやってjpeg画像から不要な余白を切り取るかを紹介しておきます。

スキャンしたjpegファイル(他の画像形式でも出来ます)から余分な余白を切り取る方法。
一括でやる方法があるのかもしれませんが、今回は手動でやる方法を試してみたので報告します。自炊するためにスキャンした本のページの画像から、余白部分など不要な部分を連続で切り取るのがとても簡単にできますのでお試しください。

①FastStoneImage viewerで処理したい複数の画像ファイルのあるフォルダを開きます(フォルダを作って処理したいjpeg画像をまとめておくのが便利です)。

②画像viewerで画像を一つ開いて、画像上で右クリック。
EditのプルダウンメニューからCrop Boardを開きます。下の写真のようになります。
Crop Boardをクリックすると下の写真のような画面に替わります。
中央真下にある#マークをクリックすると、マウスでcropしたい範囲を選択できるようになります。マウスで余分な部分を切り取って残しておきたい範囲を選択します(上の写真のグリッド線)。この時、下にあるスライダでjpeg画質を設定できるので100%とかに設定しておきます。右下のCrop to Clipboardボタンの上にあるLossless Crop to Fileボタン(あるいはCrop to Fileボタンになっているかもしれません)でファイル名を指定して保存場所を指定した上でOKを押して保存します。下の写真のような画面で保存先、保存ファイル名、保存ファイル形式を選んで保存ボタンを押します。

保存が終わると、自動的に次の画像が表示されています。cropの範囲は前の時と同じなので、一連のスキャン画像で同じ範囲を切り取るのは簡単です。前と同様にLossless Crop to Fileボタン(またはCrop to Fileボタン)を押してOKを押すと、前に選択した範囲と同じ範囲で、クロップされた画像が保存されます。こうして保存すると次の画像に替わるのでどんどん同じ範囲をクロップしていくことができます。こうして余分な領域を除いた画像ファイル群が簡単に作れますので、お試しください。スキャンした画像から自炊pdfファイルを作ったりするのもwindowsの標準機能で簡単です。Crop Boardで次の画像を選ぶには、矢印キーを押しても可能です。

プログラミング言語Juliaは科学技術計算に使い物にならない?

今日は忙しかったので簡単な記事で失礼します。Juliaというプログラム言語は今人気急上昇中のようです。このJuliaに否定的な意見がでているようです。https://yuri.is/not-julia/ 
Juliaのコアやパッケージがエラーだらけであるので使い物にならない。もうJuliaを使うのをやめたというような内容です。RとかPythonとかに較べると新しいプログラム言語ですので、これからの改善が望まれるわけですが、筆者によるとちゃんと改善する体制には今はなっていないとのことです。これから反論も出てくると思いますので注目したいと思います。
では世界中で十分使い込まれているpythonやRがいいのでは、ということになりますね。Pythonといえば、さっきYouTubeでJuliaに否定的な動画をみていたら右のほうにPython入門動画がでてきました。これは面白そうですので紹介しておきます。

こちらが再生リストです。https://www.youtube.com/c/kinocode/playlists
紀貫之の子孫という方の動画でどれもずいぶんわかりやすそうです。

VSCodeの入門書が期間限定無料公開中です。動画なども紹介します。

プログラムを書くときに利用するエディタとよばれるソフトウエアで最も人気のあるのはVS studio code (VSCode)というマイクロソフトの公開している無料のエディタです。atomとかviとかいろいろプログラム作成用のエディタがあるのですが、VSCodeは今やプログラマーの二人に一人が使っているエディタなのだそうです。機能を拡張できるプラグイン(拡張機能)もPython用、Julia用、Java script用、Wolfram言語用(Mathematicaの使っているプログラム言語です)などなど、ほとんどあらゆるプログラム言語に対応したものがあります。拡張機能を入れておくと、プログラムに誤りがあったとき教えてくれたり、書くときに自動補完機能が使えたりと、大変便利です。私もUdemyの無料講座でVSCodeを学びましたが、近ごろは小学生でも、このエディタでプログラムを書いている子が増えているそうです。プログラム教育が始まったおかげですね。
Udemyの無料講座は今はもうないのですが、私がみたUdemyの講座は今、1220円でセールをやっています。
無料の講座がいいという方は、同じ講師のYouTube動画があるのでご覧ください。

https://youtu.be/e3DmHK2PDGA

再生リストは以下の場所にあります。9本の動画があります。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLh6V6_7fbbo8GHGIT2YUN56OcwEpz5I5n

本で勉強したい人には、ちょうど今、3日間限定で「Visual Studio Code完全入門」というインプレスから発行されている入門書が無料で公開されています。見るのに登録とかは不要で読めますので、是非ご覧ください。5月19日から5月21日土曜日の午後11時59分までの期間限定公開とのことです。
https://book.impress.co.jp/items/vs-code