テキストエディタは何を使っていますか?

テキストエディタは何を使っていますか?

VSCode (Visual Studio Code)は最近よく使われているマイクロソフト製のエディタです。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
プログラムを書くのにこのエディタは大変便利です。いろいろ機能拡張が用意されていて、たとえばPython用機能拡張とかR用の機能拡張、そしてMathematicaのWolfram言語用の機能拡張もあります。プログラムを書いた時に全角スペースが入っているところを指摘してくれる機能拡張とか、Pythonプログラムの整形をしてくれる機能拡張とかもあって、とても便利です。書いたプログラムはVSCodeから実行してみることができます。無料ですので是非使ってみてください。使い方は以下の連載などをご覧ください。https://codezine.jp/article/detail/16467

動画編集ソフトDaVinci Resolve  17の日本語版の解説書について

2022/1/5の以下の記事で紹介した無料で利用できる動画編集ソフトDaVinci Resolveについて、日本語のマニュアルが追加されたようです。こちらからダウンロードできますので、興味のある方はダウンロードしてみてください。編集の方法のマニュアル「DaVinci Resolve 17のエディターズガイド」が新たに追加された日本語版のようです。この編集ソフトはversionが18になっていますが、17の解説でも十分役立ちそうです。
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/training#books

以下の前の記事にあるリファレンスマニュアルのリンクは今は見つけにくいので、下の記事のリンクからリファレンスマニュアルはダウンロードするとよいでしょう。

2022/1/5
動画編集にはどんなソフトを使っていますか?以前、Scientific Americanという雑誌をパラパラみていたら、DaVinci Resolve  17という動画編集ソフトの広告がでていて、ハリウッドで使われているソフトで、なんと無料で利用できるとありました。Blackmagic Design Pty. Ltd.社の製品ですが最近日本語のリファレンスマニュアルが無料で公開されているのを知りました。チュートリアルとかも充実しているので時間のある方は試してみるのもいいと思います。Windows, Mac-OSX, Linux対応のソフトです。HDビデオの編集程度ならさほど高スペックなコンピュータはいらないもようです。

今日は祇園山笠のフィナーレ 追い山のひきやまが博多の町を駆け抜けました!

今朝は博多祇園山笠2022のフィナーレ、追い山笠(追い山)が雨の中 3年ぶりに開催されました。コロナで二回実施できなかったので久しぶりの追い山笠です。地デジの中継で見ました。下のビデオはRKB放送の期間限定配信動画です。

https://youtu.be/b9Q7Nj6RdZY
動画をみてもらえば、こんな感じのお祭りということがわかると思います。
博多祇園山笠はユネスコ無形文化遺産です。https://www.hakatayamakasa.com/
この動画の最期の方にでてくる千代流(ちよながれ)は、
https://www.hakata-yamakasa.net/yamakasamap/category/chiyo-nagare/
私のいた九州大学医学部キャンパスに近いところの町内がかつぐので、いつも応援しています。今年は7番目に櫛田神社入りしたのですが、5キロほどの行程の完走タイムは3年前のコロナ以前のタイムを大幅に更新し、さらに今回はトップと19秒差の堂々2位だったので大喜びです。千代流の舁き山笠(ひきやまがさ)は期間中に私の子供たちの通っていた高校の運動場にもはいってくれるのです。また身をきよめる真砂をとりにいって沈む夕日に柏手を打って安全を祈願する7月9日 の「全流お汐井とり」(ぜんながれ おしおいとり)の時には、午後6時から7時過ぎにかけて九大医学部の塀の外を「おいさおいさ」のかけごえをかけながら筥崎宮(はこざきぐう)の浜辺(箱崎浜)まで子供たちを含めて、提灯を先頭に行進するのを毎年みかけたものでした。
https://www.hakata-yamakasa.net/word/oshioitori/
マスクのいらない山笠が来年は実施されることでしょうね。

やさしい自然科学の啓蒙書とニールス・ボーア伝を紹介します

昨日、安倍元首相が暗殺されました。私の子供のころ、ケネディ大統領が暗殺されたのを思い出します。大統領が暗殺された日、日本のテレビで初の宇宙中継があるというので早起きして家族みんなでテレビの前に集まって開始を待っていました。宇宙中継というのは人工衛星経由の生中継のことで、その日が日本で最初の宇宙中継だったのです。ケネディ大統領の演説が生できけるということで皆楽しみにしていました。するとケネディ大統領が暗殺されたという驚きの放送が始まり、皆でびっくりしたのを覚えています。ケネディ大統領は、キューバ危機による核戦争を防いだ大統領というので日本でも世界でも人気の大統領でした。キューバ危機の時は、学校から帰ってくると大人たちが家の前で集まって、新聞をみんなで読んでいたのを思い出します。核戦争になるかもしれないとみんな心配していました。それを防いだ人気の大統領が暗殺され、その後、弟さんのロバート・ケネディも暗殺されました。キング牧師の暗殺とかもあって、当時のアメリカは恐ろしい国だと思いました。そういう暗殺事件が昨日 日本でおこったのは本当になさけないことです。ご家族、関係者の皆さんにお悔やみ申し上げます。

昨日は大学院レベルの本の紹介でしたが、今日は高校生、中学生レベルから読める本を一冊紹介します。これは翻訳が国立国会図書館のデジタルライブラリ―にあって、個人送信資料で読むことができます。「自然の驚異 : 星の進化から生命の発生まで」(藤岡由夫訳河出書房)という本で、オーストリア出身でアメリカにわたった物理学者ワイスコップ教授が書いたやさしい啓蒙書です。エジソン賞という本の賞を授賞したと帯にありました。これは太陽系や星までの距離をどうやって測るかという話からはじめて、銀河系におよび、原子や量子の話から化学や生命、進化いたるという本です。とてもわかりやすく書かれており、是非復刊してみんなに読んで欲しい (私は持っています)と思っていた本です。表紙と口絵の一枚を、個人送信資料のページからスクショして貼り付けておきます。口絵には水素原子の電子雲の写真がのっていて、私はこの本ではじめて電子雲を知ってわくわくしました。

ワイスコップ教授はハイゼンベルグやニールス ボーアのところで学んだ物理学者で、アメリカでは原子爆弾開発で重要な役割をはたしていたそうです。個人送信資料にはこの本の初版の翻訳があるのですが、https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1382016
この本は改訂版がでています。日本語訳はありませんが、Internet Archiveでは英語で書かれたが貸出できます。https://archive.org/details/knowledgewonder0000unse
原書のタイトルは Knowledge and wonder; the natural world as man knows itで、 Victor Frederick Weisskopfが著者です。

あと日本語版のあとがきに訳者の藤岡先生が書かれていますが、藤岡先生が翻訳されたニールスボーアの伝記(ニールス・ボーア : 世界を変えた科学者 ルース・ムーア 著)があって、ハイゼンベルグの日本語版への序文つきで出版されています。これも個人送信資料で読めますのでご覧くださ。藤岡先生もハイゼンベルグやボーアと親交のあった先生です。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2983497

Twitterの記事をブラウザでみる方法について

Twitterによる情報収集についてのtipsです:私はiPhoneのスマホにBraveというブラウザを入れて毎日、いくつかの公開アカウントをみています。しばらくはなにごともなくtweetをみられるのですが、やがてアクセスするたびにTwitterのアカウントをつくろうとか、「今起きていることを見つけよう」というメッセージがでて自由に閲覧できなくなります。その時は、Braveでは履歴を完全にクリアするとうるさいメッセージが消えてまた自由に閲覧できるようになるのでおすすめです(Braveの画面の上部にあるライオンの顔のようなマークをクリックすると下のギャラリーの写真①の画面がでます。詳細設定のところから②の画面をだして、一番下にある「Shieldのグローバル設定を変更」をタップします。すると画面が替わるので下の方の画面(プライベートデータを削除するの部分)を表示して➂のように閲覧履歴やキャッシュなどの設定をしたあと、「今すぐ削除する」をタップして、「データを削除する、本当によろしいですか」の画面で、「はい、削除します」を選んで完了です。うるさい表示がでなくなってまたしばらくは自由に閲覧ができます。(追記:私のiPhoneのOSはversion 14より古いものです。この記事を書いた後、上のとおりにしていてもtwitterのアプリを促す画面が閲覧途中ででてきて消したらずっとみられるようになるという現象がでるようになりました。これは最新版のBraveをいれたiPadやWindowsではおこらずストレスなく閲覧できます。私のiPhoneではブラウザをFirefoxにすると、いまのところなんのメッセージも出ずにスムーズに閲覧できるようです。そのうちBraveも対策するでしょう。2022/5/15追記)

Firefoxの更新インストール後のクラッシュのトラブル解決法―Gah. Your tab just crashed. Firefox 61とでたとき

Firefoxの更新をした後、タブを開いてしばらくすると

Gah. Your tab just crashed. Firefox 61

とかいうメッセージがタブを開くたびにクラッシュしました。古いESR版から最新のFirefox Quantumに移行しようとしたのにこれではうまく移行できません。いろいろ解決策をネット検索してみました。私の場合、Firefoxをセーフモードで起動してもなおらず、Firefoxを新しくインストールしなおしてもだめでした。 古いバージョンにもどすとクラッシュは起こりません。ネットに書いてあるhardware acceleration を切るというのも効果なしでした。ネット検索しても以上のような解決策ばかりでしたが、さらにねばってネット検索してみると、Firefoxのurlをいれるところに、about:configとうちこみ、 動作保証対象外になりますという警告がでても危険性を承知の上で使用すると選び(下のギャラリーの左の写真をクリックしてください)、開く画面で、webgl.disabledのところ、falseになっているいのを右クリックで切り替え(toggle)をクリックしてtrueになおすとよいことがわかりました(下のギャラリーの写真の右側をクリックしてください)。私は最新版のFirefoxを使っていますがこれでタブを開くたびにクラッシュしなくなって無事、古いバージョンから最新バージョンに移行できました。トラブルで困っている方の参考になれば幸いです。

2019年 あけましておめでとうございます。

福岡はすっかり冬らしくなり小雪がちらつく年末でした。ただ寒さはそんなにひどくなく大みそかは快晴で近くの丘で凧揚げなどを楽しめました。今日の元旦の朝には卒業生の方たちから結婚のお知らせの年賀状や、嬉しい知らせの電話などをいただきました。年賀状もいろんな方からとどいていてゆっくり読ませていただきました。旧年中は本当にお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

本年も皆様にとってすばらしい一年でありますように!

福岡は春爛漫です

新学期もはじまりました。お知らせしておりましたように、九州大学の野村研のホームページの内容をこのサイトに4月はじめにすべて移動させました。移動にあたってリンク切れなどをチェックして内容を最新にしましたので、今後は九州大学のホームページではなく、こちらをご覧ください。移動にともなって九州大学の野村研究室のホームページの更新を停止します(しばらくは九大の野村研究室のホームページはのこしておいてくださるとのことです。)今後とも、どうぞこのホームページをよろしくお願いいたします。

さて、今年はことのほか桜が美しく、3月の末に私達のお世話になっていた九州大学のコラボステーションⅡ周辺の桜を写真にとりに行きました。九大の馬出 病院地区の桜は今年もきれいに咲いていました。桜が散るとアザミがきれいに咲く季節です。今はアザミと八重桜が福岡とその周辺で満開です(下のギャラリーをご覧ください。3月末の馬出病院地区の桜、今日撮影したアザミと八重桜の写真をのせています。卒業生の方々には馬出の桜は特に懐かしいと思います)。

「科学を学ぶ人のために」の、話題としては、今日は最近見つけた数学の教科書を紹介しておきます。学習院大学の田崎晴明先生が公開されている無料の教科書で、「数学:物理を学び楽しむために」というタイトルの、とてもわかりやすい教科書です。是非ダウンロードして読んでみてください。WolframAlphaについても触れられていておすすめです。

 

岡田節人先生が1月17日朝にご逝去されました。(2017.01/19)

岡田節人先生が1月17日朝にご逝去されました。先生には3年ちょっと前、ハリソン賞のメダルの交付セレモニーで岡田研究室メンバーが集まったときお目にかかったのが最後となりました。元旦のブログに書いた氷川丸でWaddingtonのもとに留学された先生は、先取の気風のある彼から多くを学ばれたとのだと思います。Waddingtonは発生学研究にラジオアイソトープをとりいれたり、影響力の大きい発生の教科書を書いてepigenetic landscapeの概念を提唱したりという、いち早く最新のテクノロジーやアイデアをとりこむタイプの研究者だったと思います。後には力学系の理論にも興味をもち、R. Thomのカタストロフィーの理論を応援したりもしています。
岡田先生は細胞接着と分化転換をラボの二つの柱にされており、私が入学したときには竹市先生たちが細胞接着の物理モデルを提唱していたCurtisの本をセミナーで勉強しておられたと聞きました。van der Waals ?London forceとか、岡田先生がつぶやきながら講義されていたのも覚えています。電子スピン共鳴をやっている先輩もおられました。細胞接着のほうは竹市雅俊先生のグループのカドヘリンの発見に結実しましたが、そのブレイクスルーも岡田先生が出張で仕入れてこられたモノクローナル抗体という最新の実験手法をとりいれよう、という提案が実行されたことから生まれたのでした。(第一回の福岡で開催された分子生物学会でモノクローナル抗体の発表を岡田研究室がしたのを覚えています。)また細胞接着分子を欠失したマウスをつくろうという遠大な計画のもとに、F9細胞で細胞接着分子の研究をおこなったのもブレイクスルーのもとだったと思います。とにかく先進先取の先生でかつ、メンターとして後進にいつもやさしい気遣いと応援を(ラボのメンバーであるか否かはかかわりなく)してくださる先生でした。

写真は私が修士二年とのときに先生に同行してフランスのLe Douarinのラボに滞在したときのもの、そして九州大学に特別講義に来て頂いたときのものです。当時、講義室はぼろぼろでマイクも無く、教卓が講義中に壊れて先生と近くの学生が手で崩壊をくいとめたというのも思い出です(その後、教室にマイクが備わり、教卓も補修されました)。教室が満員になった特別講義で、学外からも多くの先生がたが聴講にこられていました。写真を撮るときに、3人でうつったら真ん中の人が早死にするとかいうし…などといわれて、学生と一緒に写真におさまられた先生です。そのさりげない気遣いに先生のメンターとしての風格を感じたものでした。

江口吾朗先生が決定的な実験を行われた分化転換transdifferentiationの業績をはじめとして、神経性網膜の分化転換などの研究も展開されました。こうした業績をまとめたTransdifferentiationというモノグラフや「発生における分化」という本にはこうした分化転換の御仕事がまとめられています(私の撮った写真もどちらにも載っています)。いったん分化した細胞が分化転換して配偶子などになるという現象(クラゲなどでみつかった現象)も一般向け解説書で紹介され研究者の卵に多くのインスピレーションを与えました。

分化転換という言葉は、しばらく主要な発生の教科書から消えてしまいましたが、発生で重要な役割を果たしている例がしだいに蓄積し、MyoDなどの転写因子を培養細胞に導入して筋肉をこしらえるというような分化転換の実験が注目され、分化転換という言葉が教科書や論文に頻繁にみられるようになった後、iPS細胞が誕生しました。
岡田先生のことはまた、折にふれてお伝えしていこうと思います。

寒波が到来するようですが、どうぞ皆様、お体を大切になさってください。
先生のご冥福をおいのりいたします。