ベン図を書くのに便利なサイトがあります。

ベン図( Venn diagram)を書くのに便利なサイトがあるので紹介します。次の3つが有名です。

https://www.interactivenn.net/

https://bioinfogp.cnb.csic.es/tools/venny/

https://www.biovenn.nl/
真ん中のVennyのサイトにある俳優と歌手のリスト(下にリストをあげておきます)を例として、ベン図の作り方を説明します。この二つのリストで俳優で歌手の人は何人いるでしょうか?
歌手だけやっていて俳優でない人、俳優だけやっていて歌手ではない人の数も知りたいというときこれらのサイトを使うと次のような図を書くことができます。それぞれのリストをコピーして、サイトのSet AとかSet B(あるいはList 1, List 2)などと書いてある部分にペーストします。ペーストした集合の名前をSet Aから、Actorsに、Set BをSingersにかえれば下のようなベン図がかけるので試してみてください。俳優だけやっている人が4人、歌手だけやっている人が3人、俳優で歌手の人が3人いることがわかります。今回は7人と6人からなる二つの集合のベン図を書いてみましたが、遺伝子解析などの場合は要素の数が数千から一万を超える集合のベン図を書きたい場合も多いと思います。そうした場合には上のサイトはとても便利です。

一つ目は俳優のリストです。
Actors:
Marilyn Monroe
Arnold Schwarzenegger
Jack Nicholson
Barbra Streisand
Robert de Niro
Dean Martin
Harrison Ford

もう一つは歌手のリストです。
Singers:
Freddy Mercury
Barbra Streisand
Dean Martin
Ricky Martin
Celine Dion
Marilyn Monroe

上の図はVennyでつくりましたが、最初にあげたサイトhttps://www.interactivenn.net/でつくったベン図も載せておきます。
このサイトでは、結果をExcelファイルでダウンロードすることもできます。 キャプションのフォントやサイズ、文面なども自由に変更可能ですし、pngファイルやsvgファイルでベン図をダウンロードすることもできます。今回の例では集合の要素数が6人と7人と少ないですが、遺伝子解析の場合だと集合の要素数が5000や10000以上になる場合も多いので、重なり合っている要素のリストや重なっていない要素のリストをエクセルファイルでダウンロードできるこのサイトは実に解析に便利です。3つとも学術的なサイトで専門誌にサイトの使い方が掲載されているものなので使用したら引用してあげてください。