安宅和人さんの新刊『「風の谷」という希望―残すに値する未来をつくる』を読んでいます!

先日書いた安宅和人さんの新刊本 『「風の谷」という希望―残すに値する未来をつくる』を読んでいます。1000ページ弱の本なので紙の本を買うのをやめてKindle版を買ってiPadで読んでいます。検索ができて、註もタップするだけでポップアップしてくるので読みやすいのでお勧めです。都市に対する『風の谷』という場を作っていくプランの話で、社会のあらゆる面を考慮して100年、200年のスパンで計画、実行していくという緻密で壮大な計画です。大学にいたものとしては、「風の谷」を、理想の研究環境がある場所(場)におきかえて読んでしまいます。都市に対する「風の谷」とおなじように、すばらしい知の拠点としての「風の谷」も、こんな風な緻密な考察と計画でつくれるのではないかと思いながら読み進めています。こういうプランについて、それを妨害しようとする流れ、そして予想もしなかった社会の変化、科学や技術の進歩にどう対処していくのか、波にどうのっていくのがいいのか、そんなことも考えながら読んでいっているところです。よい本に巡り合えたと思います。

この本については安宅さんがブログ記事を書いておられます。


これから読み始める人にも今読んでいる人にも役立つ記事だと思いますので是非参照してみてください。
https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/2025/08/04/190956