今日はひさしぶりに、本屋をぶらぶらめぐってきました。
目についた本をすこし紹介します。
ミネルヴァ書房特集というのをやっていて、「 」という本が面白そうでした。https://www.minervashobo.co.jp/book/b607093.html
買おうかなとだいぶ迷ったのですが、原書もチェックしてからと思いやめました。帰ってAmazonの書評をみるとなんと原書はオープンアクセスで無料ダウンロードできると書かれていて、さっそくネット検索すると、こちらからダウンロードできることがわかりました。https://mitpress.mit.edu/9780262362283/active-inference/
ページの一番下のほうにあるこのリンクからpdfがダウンロード可能です。
https://direct.mit.edu/books/oa-monograph/5299/Active-InferenceThe-Free-Energy-Principle-in-Mind
この本は、著者の一人フリストンが序文に書いているように、主にフリストンのところのポスドクとイタリアの協同研究者が中心になって書かれた本です。大変アクティブな2人の研究者による本なのでとても意欲的で未来につながる心意気が感じられる、いわゆるthought-provokingな本です。買おうと迷った日本語版は、乾 敏郎 先生による翻訳で、あとがきが必見です。乾先生は岩波ブックレットの「脳の大統一理論 自由エネルギー原理とはなにか」https://www.iwanami.co.jp/book/b548871.html
を書かれていて私もKidle unlimitedにこの本が一時的に入っていた時に読みました。こちらも面白かったです。
また著者のフリストンは自由エネルギー原理の提唱者で、理化学研究所とも共同研究をされています。
https://www.riken.jp/press/2022/20220114_3/
私はこのプレスリリースにある理研の磯村 拓哉先生の講演をきいてはじめて自由エネルギー原理なるものを知りました。ニューラルネットワークが生物の神経回路網からヒントを得て現在の人工知能につながったように、LLMも自由エネルギー原理などをとりいれて、さらに発展していくのかもしれませんね。
磯村先生による自由エネルギー原理のやさしい解説があります。こちらでまず自由エネルギー原理を理解するのが近道だと思います。
【磯村拓哉】知覚・行動・社会的知能の理論としてのベイズ力学【神経回路学会2023サテライト】
https://youtu.be/gQSASgbaA3A?si=UoMjAOY4brZMSx6A
SLIM月面探査機が復活したそうですね!おめでとう!
昨晩、コマンドを送信したところSLIMから応答がありました。SLIMは通信機能を維持しての月面での越夜に成功しました!昨晩はまだ月の昼で通信機器の温度が非常に高かったことから短時間の運用のみで通信を終了しています。今後、温度が十分に下がったところで観測を再開できるように準備を進めます。 pic.twitter.com/dGbBkAAK1H
— 小型月着陸実証機SLIM (@SLIM_JAXA) February 26, 2024