GLPだのGMP、APIなどという略語や、Due Diligence(DD)などという意味不明の言葉満載の生物医学系の文書の解読の手引き

医学生物学の創薬のサイトなどをみていると、トランスレーショナルリサーチとか、トランスレーショナルサイエンスなどというカタカナ語が頻出して、なんのことやらよくわからなくなりませんか?あるいは意味不明の英語の略語が頻出してネット検索しなくてはならないのはうっとうしいですね。例えば、GLPだのGMP、あるいはAPIとかの略語や、Due Diligence(DD)などという言葉がでてくると、私などは????状態です。GMPはグアノシン1リン酸( グアノシン一リン酸)ではなく、APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェイスではありません。

英語は漢字のように一文字に豊富な表現力がないので、単語の先頭の文字をならべる方式では、いろいろな全く異なるものが、全く同じ略語になるわけです。これファベットを使う言語の欠陥です。こうした欠陥も自動翻訳がもうちょっと進歩すると補える時代になるでしょうが、それまでは用語集やポップアップ辞書を使いながらこの欠陥言語に対処していくほかないでしょう。適切な一目でわかるような日本語の用語をつくってもらいたいものです。ChatGPTの登場以来、スタートレックのユニバーサルトランスレータの時代がもう すぐそこに見えてきているので、そうなれば視認性のよい日本語の学術用語で研究して、必要に応じて自動翻訳で英語にするというのも簡単になるでしょう。是非、明治時代の先人にならって、日本語のわかりやすい専門用語をつくっておくべきだと思います。

さて、そうした未来の話はさておき、当座のカタカナ英語や英語の略語の解読、利用に使えるすぐれた用語集が以下のAMED研究グループのサイトに公開されています。https://id3catalyst.jp/
このサイトにある、用語集・リンクのコーナーをみてくささい。
https://www.id3catalyst.jp/j/words.html

 

「アカデミア研究者のための、創薬分野におけるTranslational Researchの専門用語ハンドブック Ver.1.0」というpdfファイルがおすすめの用語集です。
https://www.id3catalyst.jp/images/technical_terms_handbook_ver1.pdf