今日は九大が公開している、データサイエンスや統計などの講義資料を紹介します。
九州大学 数理・データサイエンス教育研究センター が公開している講義資料です。
このセンターは文部科学省が全国6大学(北大、東大、滋賀大、京大、阪大、九大)に、数理及びデータサイエンスを中心とした全学的な教育を行うセンターの設置をサポートすることにした結果設置されたセンターです。講談社からでているデータサイエンス入門シリーズもこの企画から生まれた教科書シリーズです。
九大が公開している講義資料は以下のようなものです。詳しくはサイトをご覧ください。
http://mdsc.kyushu-u.ac.jp/lectures
ほとんどの資料はクリックするとpdfがダウンロードされます。ただ講義によってはslideshareを使っているものがあり、こちらはslideshareが有料化されてしまったため、無料お試しでダウンロードする必要があります。ダウンロードしないでもみられますが、広告が頻繁に入るのはうっとおしいです。
肝心の講義資料ですが:
・データサイエンス概論Ⅰ&Ⅱではわかりやすい以下の講義資料が公開されていて一括ダウンロードも可能です。
データとデータ分析
データのベクトル表現と集合
平均・分散・相関
データ間の距離と類似度
クラスタリングと異常検出
線形代数に基づくデータ解析の基礎
主成分分析
予測と回帰分析
可視化
確率と確率分布
信頼区間と統計的検定
非構造化データ解析
パターン認識と分類
データ収集とバイアス
人工知能入門
他にも以下の3つの講義資料があります。
・データサイエンス実践Ⅰ~Ⅳ
・情報科学 【AI・データサイエンス 】
・統計基礎(英語版)
他に、参考資料へのリンクものっていますので是非、サイトをご覧ください。
余談ですが、よい無料サービスだと喜んで使っていると、突然有料になってサブスクリプション料金が必要になるというのは近頃よく経験する事例です。Udemyの講座などでも、無料のシステムを利用して講義していたところ、有料化されたのであわてて別の無料サービスを探して動画をとりなおしたという講師の先生が多いようです。有料化されると使わなくなりますよね。昔はサブスクリプションに変えてもお金を払って使い続ける人が多かったのでしょう。しかし最近はなんでもかんでもサブスクリプション化されてきていて、サブスクリプション代金がかさんで、もう払えないという人が増えています。サブスクリプションというビジネスモデルも、多分限界がみえてきているのだと思います。