オープンな基礎研究がノーベル賞を生んだ―線虫C. elegans研究の威力の証明

私達がモデル生物として利用している線虫C. elegansからすでに8人のノーベル賞受賞者がでています。まだまだノーベル賞は続出するのは確実です。現在までのこの線虫研究の威力を振り返る論文が去年でているので紹介します。論文へのリンクを含む紹介はこちらです。
https://blog.wormbase.org/2025/11/25/a-message-from-iva-greenwald/

線虫の研究分野はオープンで研究材料を共有するという方針を徹底しているコミュニティーです。その具体的の研究発展史、どのような方法で研究データを共有してきたかなどをノーベル賞受賞者をふくむ著者たちが簡潔かつ明解に解説している総説です。

様々なサイトも紹介されているので、まだ見たことが無い人は是非アクセスしてみてください。
V.R. Ambros, M. Chalfie, A.L. Daul, A.Z. Fire, D.H. Hall, H.R. Horvitz, C.C. Mello, G. Ruvkun, N.E. Schroeder, P.W. Sternberg, & A.E. Rougvie, From nematode to Nobel: How community-shared resources fueled the rise of Caenorhabditis elegans as a research organism, Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 122 (48) e2522808122, https://doi.org/10.1073/pnas.2522808122 (2025).

論文の概要がサイトにでているのでGemini3での翻訳をペーストしておきます。


ご提示いただいた英文は、線虫(C. elegans)の研究史や主要なデータベース、および関連するノーベル賞受賞業績をまとめた論文の目次や見出しのようです。

文脈に合わせた日本語訳は以下の通りです。

要旨

モデル生物としての線虫(Caenorhabditis elegans)の簡史と「ワームコミュニティ」

2002年ノーベル賞:「器官発生およびプログラム細胞死の遺伝的制御に関する発見」

  • Caenorhabditis Genetics Center (CGC)、1979年設立

  • 厳密性、再現性、およびスケールメリット(規模の効率性)の追求

  • 研究および教育へのアクセス拡大

  • 科学的遺産の保護

2006年ノーベル賞:「RNA干渉(二本鎖RNAによる遺伝子サイレンシング)の発見」

  • WormBase(2000年設立)および Alliance of Genome Resources(2016年設立)

  • 正確かつ包括的で、アクセスしやすいゲノムデータ

  • 拡大する研究ツールキットへの支援

  • イノベーションと Alliance of Genome Resources

2008年ノーベル賞:「緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と開発」

  • WormAtlas、1998年設立

  • 自活性および寄生性線虫の研究を支援する動的な解剖学的リファレンス

  • 新たな発見と仮説を生み出し続けるアーカイブされた電子顕微鏡データ

2024年ノーベル賞:「マイクロRNAの発見と転写後遺伝子発現調節におけるその役割」

未来:積み重なる発見の層

データ、マテリアル、およびソフトウェアの利用可能性

謝辞

著者貢献

利益相反

参考文献