ロザリンド・フランクリンRosalind Franklinの撮影したDNAのX線構造解析の写真(photo 51とphoto 42)のネガが無料でダウンロードできます!
有名なPhoto 51は、これを盗み見たCrickとWatsonがこの写真をもとにDNAの二重らせんモデルを構築したので有名です。最近英国で発行されたロザリンド・フランクリン記念硬貨もこの写真をもとにデザインされています。
そのオリジナルネガが公開されているので紹介します。
Acetate film negative containing X-Ray diffraction images of A-form and B-form DNA
Photo 42 and Photo 51, Circa 1952
https://digital.sciencehistory.org/works/sfsnpoy/viewer/qgwcn5z
Downloadボタンを押すと、いろんな解像度のダウンロードリンクがでてくるので、お好きな解像度のものをダウンロードしてみてください。オンラインでみることができる写真のほうが解像度が最適化してあって見やすいかもしれません。
この写真はScience History Institute https://www.sciencehistory.org/で公開されています。
他にもロザリンド・フランクリンのたくさんの写真や手紙、分子生物学の開拓者のPerutzや、Klug, Paulingなどを含む様々な資料が無料で公開されているので、たまらない すごいサイトです。いくつか面白そうなリンクを紹介しておきます。
photo 51や42の写真をとったGoslingの実験ノート Raymond Gosling’s notebook, circa 1951-1953
https://digital.sciencehistory.org/works/kwa2enq なんと189ページあります。
他にも
Francis Crick’s laboratory notebook, 1952 19ページあります。
https://digital.sciencehistory.org/works/m1iswzd
分子生物学だけでなくその他の資料も公開されているので探してみてください。時間がたつのを忘れます。
Paulingで検索すると、化学結合についての講義も見ることが出来るのを知りました。
“Linus Pauling Lectures on Valence and Molecular Structures: Part 1.” 16mm (photographic film size), 1957. Science History Institute 16mm Film Collection. Science History Institute. Philadelphia. https://digital.sciencehistory.org/works/twr0k94.
分子生物関係のトップページはこちらです。
https://www.sciencehistory.org/about/press/science-history-institute-acquires-molecular-biology-archive/