東大の吉田塁先生の生成AI]入門講座が公開中です。私がGPT5を使ってみて気付いた注意点もご覧ください。

今日も九州は豪雨です。昨日は名古屋から福岡空港に着陸しようとした飛行機が雷雨で着陸できずに引き返したり、空港に着陸した飛行機が駐機場に移動できず数時間機内に閉じ込められたりしたというニュースをみました。線状降水帯も福岡県の海側に現れるとの予報でしたが、海側のみならず南のほうにもあらわれて、熊本や鹿児島で被害が多かったようです。思わぬ被害にあわれた皆様の一日も早い回復・復旧をお祈りします。

午後、YouTubeのおすすめに東大の吉田塁先生の生成AIの入門講義のライブ中継がでていたのでみてみました。吉田先生の動画は以前にも紹介しましたが、今回は日進月歩の生成AIの最新情報を踏まえた講義ですのでブラッシュアップにもなる内容でした。いつまで見ることができるかは不明ですが、動画を埋め込んでおきます。教員向けとありますが、一般の方向けにもなるように配慮されている講演なので入門を考えている方にも最適の講座です。

最新のGPT5の話もでてきます。私もGPT5を使いはじめましたが、ハルシネーションはまだまだありますね。

先日、線虫の遺伝子ファミリーについて質問したところ、的確な回答が得られました。さすがGPT5と感動しました。GPT5は回答してきた後、『こんなこともできますが、やりますか?』といった提案をしてきます。これは何か作業をさせると必ず次の作業の提案をするように設定されているようです。よさそうなのでやってもらうと、これはゴミの結果であることが経験上多いです。今回のGPT5の提案では、線虫の遺伝子リストを作成してくれるというので、さっそくやってもらいました。それらしいリストが瞬時にできてさすがGPT5と思いました。しかしリストの遺伝子の半分ほどは、線虫のデータベースであるWormBaseで確認すると存在しないウソの遺伝子名でした。

まとめると、『ChatGPTに作業させた後にChatGPTが提案してくる次の作業の提案は、やってもらうと実行できないものだったり、返ってきた結果がハルシネーションが多いものだったりすることが多いので、注意しましょう!』ということになります。