超初心者向け:計算科学用のWindows設定法の教科書とLaTexの入門サイトを紹介します。

5日前の水曜日は福岡での最高気温が8度でしたが、今日は25度を越えてめちゃめちゃ暑い一日でした。桜のつぼみも膨らんできたのでもうすぐ開花するかもしれません。
今日は無料で利用できる日本語の本とサイトを紹介します。

1)大野 周平さんによるZennで公開された無料で読める本
『計算科学のためのWindowsセットアップ』 はとても役立つと思います。
https://zenn.dev/ohno/books/356315a0e6437c
Windows10/11での計算科学(計算物理や計算化学―量子化学や物理化学)のコンピュータのセットアップ(ソフトのインストール法やPCの設定など)の教科書です。WindowsでのLinux設定(WSL)で利用する話もあるので、Linuxでのソフトウエアの設定にも参考になります。
以下はこの本のサイトからの引用です。
Windows全般, Chrome, Office, Zoom, Visual Studio Code, Git, LaTeX, gnuplot, Julia, Jupyter Notebook, Python, WSL(Ubuntu), C, C++, Fortran, OpenMPIなどのインストール・初期設定について解説します. Winmostar, Gaussian16, GAMESSなどの量子化学ソフトウェアのインストールについても解説しました. Docker, ifort, mpiifort, Intel MPI Library, MOPAC, SMASHについて追記しました.
凄く役立ちそうです。是非皆さんも読んでみてPC環境を改善しましょう!この本にはLaTeXの導入、設定法もでています。https://zenn.dev/ohno/books/356315a0e6437c/viewer/547128

この本と同じシステムの導入法は以前紹介しています。TeX LiveとVSCodeの導入法を紹介した以下の記事にある動画も参考にしてください。

LaTeXといえば、ちょうどLaTeXの超初心者向けの日本語入門ページも公開されていたので紹介しておきます。
『Learn LaTeX(日本語版)―高品質な組版を実現するために設計された文書作成システム「LaTeX」に入門しましょう』というページです。
https://www.learnlatex.org/ja/
こちらはインストールの必要なしにLaTeXの入門ができるチュートリアルです。まずこちらで入門しながら自分のPCにLaTeXを設定するのもよいと思います。