望月新一教授のブログ記事が1月4日に追加されています。量子力学の新しい教科書(英語版)が今年でるようです。

一昨日紹介したABC予想の解決で有名な京都大学の望月新一教授のブログ記事が1月2日に続いて4日にも更新されました。
高度な偽装を狙う「技術」と、究極的な真実の解明を目指す「科学・純粋数学」
というタイトルの記事で、AIをはじめとした技術(文字の発明もとりあげられています)の齎す(もたらす)成果と、純粋科学としての数学との対比、純粋数学の研究の人類にとっての重要性を力説されています。記事は上のリンクから読めますが、私の今の要約では尽くせない内容ですので是非各自で読まれることをお薦めします。
https://plaza.rakuten.co.jp/shinichi0329/diary/202501040000/

話は変わりますが、量子力学の新しい教科書がSpringerから今年出版されるようで著者(ジョージタウン大学物理学教室のJames Freericks教授)が宣伝の動画シリーズをアップロードされています。堀田先生の本と同じような、量子ネイティブのための新しい教科書になるようで興味のある方はご覧になるとよいでしょう。
Quantum Mechanics Done Rightというタイトルの本だそうです。動画のプレイリストはこちらです。どれも10分以下の動画です。
https://youtube.com/playlist?list=PLxyBMSdBhYxP1QiBmfRXcDorphxjQT_ye&si=pEVyNfADNlAwDZF2

最新の回の動画を埋め込んでおきます。
Chapter 3: The quantum mechanics of light (Quantum Mechanics Done Right video 7)
https://youtu.be/DrJCTz6sOJo?si=cFJado4QMcey5lzq