第68回物性若手夏の学校のテキストが昨日、J-STAGEで公開されました。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/natsugaku/list/-char/ja
おすすめの記事をいくつかあげておきます。
2次元と3次元をつなぐ 計算物質科学入門
小野 頌太
p. 1-24
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/05
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.2.0_1
です。最初の部分で密度汎関数法(Density Functional Theory)の簡潔明解な解説がありますので是非お読みください。
生命科学関連の記事としては、つぎのような記事がおすすめです:
増殖している細胞のマクロ現象論とその破れ
姫岡 優介
p. 162-183
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/05
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.2.0_162
植物のかたちと力学
山口 哲生
p. 251-258
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/05
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.2.0_251
アクティブマターとトポロジーと生命現象
川口 喬吾
p. 259-266
発行日: 2024年
公開日: 2024/08/05
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.2.0_259
また去年の夏の学校のテキストも公開されています。https://www.jstage.jst.go.jp/browse/natsugaku/1/0/_contents/-char/ja
クロマチンの物理
坂上 貴洋
p. 293-303
発行日: 2023年
公開日: 2023/02/07
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.1.0_293
アクティブマター物理学:集団運動の秩序とゆらぎ
西口 大貴
p. 304-320
発行日: 2023年
公開日: 2023/02/07
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.1.0_304
細胞を擬2次元膜で包まれたミクロ3次元液滴として理解する
柳澤 実穂
p. 216-227
発行日: 2023年
公開日: 2023/02/07
DOI https://doi.org/10.57393/natsugaku.1.0_216
このような生物物理関係の記事もあるので、是非読んでみることをおすすめします。
微分方程式モデルでの生命現象の記述という、昔ながらの理論生物学ではない、新しい生物物理の動向を知ることができると思います。