ダークエネルギーやダークマターの存否を調べるための宇宙望遠鏡Euclidの最初の撮影画像が公開されてダウンロードできるようになっています。

今年の7月初めに SpaceX Falcon 9で打ち上られた宇宙望遠鏡Euclidがはじめて撮影した画像を送ってきたのがニュースになっています。この望遠鏡はラグランジュ点2に設置されているもので大きな視野を一発で撮影できる近赤外線宇宙望遠鏡です。宇宙の95%を構成するとされるダークマターやダークエネルギーの存否を明らかにすることを目的に、宇宙の詳細な3Dマップを作るための観測を主に行う予定の望遠鏡です。
Euclidが撮影した最初の画像を公開する生中継の様子が動画で公開されていました。私はライブではみていませんが、面白そうです。
Euclid’s first images: the dazzling edge of darkness
https://www.youtube.com/live/hHWbe82zM8o?si=nPKtCrfsshQQRiiX

実際送られてきた最初の撮影画像5枚はこちらにありますのでご覧ください。
Euclid’s first images: the dazzling edge of darkness
https://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Euclid/Euclid_s_first_images_the_dazzling_edge_of_darkness

一番遠くの宇宙から近くまでの5枚の撮影画像がのっています。それぞれダウンロードしてみることもできますよ。

たとえば1375光年はなれたオリオン座の馬頭星雲の動画や画像をダウンロードして見ることもできます。
https://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Euclid/Euclid_s_view_of_the_Horsehead_Nebula
から動画を、
https://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2023/11/Euclid_s_view_of_the_Horsehead_Nebula
から画像を高解像度版でダウンロードできるので試してみてください。

ほかにも地球から2億4千万光年はなれたペルセウス座銀河団の1000個の銀河が、背景のもっと遠い10万個の銀河とともに映っている写真があって圧倒されます。
https://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2023/11/Euclid_s_view_of_the_Perseus_cluster_of_galaxies
これもページの右にある赤い枠内のDownloadのプルダウンメニューからダウンロードできます。

下の写真は、上のリンクからダウンロードした馬頭星雲の写真です。

 

その下は私の子供が望遠鏡でお正月に撮影した馬頭星雲の写真です。私のスマホの着信画面にしています。