Andrew McLachlanさんが亡くなっていました。

今日はメインのPC故障のため個人的な記事ですみません。

日本でも広く読まれていた有名な教科書「化学者のための磁気共鳴」(Introduction to magnetic resonance) の著者で、タンパク質のアミノ酸配列のバイオインフォマティクス研究でも有名だったAndrew McLachlanさんが昨年7月に亡くなっていたのを今日知りました。
業績と私生活については英国Royal Societyのサイトのこちらの記事をご覧ください。
https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsbm.2023.0014
私がMRC LMBに滞在していたとき住んでいた借家の大家さんです。奥さんによると今はバイオインフォマティクスをやっているという話でした。当時MRC LMBにおられて、研究所内でもお目にかかったことがあります。当時は核磁気共鳴の本を書かれた大先生ということしか知りませんでしたが、Londonのvan der Waals力の研究を一段と発展させた方でもあったんですね。Perutzとも研究されいたのも全く知りませんでした。Royal Societyの記事には、銀婚式で奥さんと一緒に移っている写真があって、なつかしかったです。私たちにとっては良い大家さんでした。