アインシュタインの一般相対性理論についてのとてもわかりやすい講演動画が昨日公開されました!

アインシュタインの一般相対性理論についてわかりやすい動画があったので紹介します。The biggest ideas in the Universe というタイトルです。Johns Hopkins大学教授でわかりやすい物理学の解説で人気の、Sean M Carrollの講演です。ニュートンの運動方程式の解説からはじまって、アインシュタインがニュートンの重力の方程式をリーマン幾何学を用いて、曲率とテンソルを利用して如何に書き換えて一般相対性理論の重力方程式を発見したかを、かなり具体的に解説してくれています。そしてシュバルツシルドによる重力方程式の解の発見とブラックホールの解説までも含まれています。途中には映画インターステラ―の物理学の話もありました。この動画は一般相対性理論をちゃんと勉強してみたい人には、入門編として超おすすめの講演だと思います。例によってThe Royal Institutionの講演ですので、彼の新著 The biggest ideas in the Universe 1: Space, time and motion
https://geni.us/V3Orの宣伝にもなっているわけです。彼の本を買おうと思う人に注意です。Sean B. Carrollさんは進化発生生物学の有名な科学者で多くの啓蒙書を書いている方ですが、この講演をしているSean M. Carrollさんとは別人です。間違えてEvoDevoのB. Carrollさんの本を買わないようにしてください(私は買ってしまいました。Kindle版で 286円で売っている本 A Series of Fortunate Events: Chance and the Making of the Planet, Life, and Youというこれもおすすめの本です!)
次のリンクに今回紹介する講演がアップロードされているので是非ご覧ください。

https://youtu.be/cPgXeeBmPNQ

Q&Aの部分の録画動画は限定公開のようですがこちらにあります。  https://youtu.be/mtUG1cRYXvU
Sean M Carrollさんの本は何冊も翻訳されています。ヒッグス粒子の発見の最良の一般向け解説書といわれる「ヒッグス 宇宙の最果ての粒子」も彼の本です。
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188360