機械学習を使ってコンピュータで新たな抗生物質を設計するといった講演が聴けます。
現在 機械学習はAlphaFold2の威力でわかるように生命科学の発展に絶大な貢献をしています。今回紹介するNIH Videocastの講演は、以下のタイトルで行われた若い科学者による講演です。
Artificial Intelligence Approaches for Antibiotic Discovery

César de la Fuente, Ph.D.による若手科学者による講演です。
薬剤耐性菌をやっつける新しい抗生物質や抗菌剤を、耐性菌の膜に相互作用する物質を選び出すようにプログラムしたコンピュータで見つけて、耐性菌をin vitroやモデル動物内で殺すことに成功したというお話です。さらにヒトのプロテオームに含まれる数千もの抗生物質候補をコンピュータで発見したり、自然界の毒素を改変して新しい抗菌剤を開発しているという話も聴けます。斬新なアプローチなので若い科学者の方々にも刺激になる講演だと思います。是非聴いてみてください。